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だてのみらい 美術工芸展のレポート、その2です。

ワタシの最大の目的であった、近所の木工家の
奥田忠彦さんの作品を見て触ってきました。

・・・一応ちゃんと受付の人に
「触ってもいいですか?」と訊いて
「あ、どうぞ!座ってもいいですよ!」と
言われてからですよ。

あと美術品も沢山なので撮影の可否も伺って
「写真もオッケーですよ~」と確認を取った。

P2064330.jpg
奥田さんデザイン+作成のチェアです。

P2064334.jpg
こんな機会はそうそう無いので、
チョーシに乗ってバシバシ写真を撮る。
完全に「鑑賞」ではなく「資料作成が目的の同業者」って
感じの不審者でした(笑)

自分の挙動が相当アヤシかったでしょうけど
ワタシゃシロートですからね。怖いモン無しとはこのことです。

ただまぁ細部をイロイロ見ての結論は
「スゴいなぁ」の一言。

有機的な曲線が三次元で組み合わさって出来ていて、
ワタシには必要な図面やジグの形状が思い浮かばない。
クランプする際の当て木ひとつから難しい。

P2064335.jpg
この背中が当たる部分の棒の曲がり方。
ハッキリ言ってもう意味が分からない(笑)



奥田さんの工房には過去に2度、伺ったことがある。
1度目は5年くらい前の木工の「も」の字もわからなかった頃で、
2度目は昨年夏過ぎの「若干木工の知識を得てから」の頃。

1度目は「木工を教えてくれませんか?」と
怖いモノなし絶好調で特攻し「いやぁ、教えるのはちょっとねぇ」と
やんわりと一蹴されたのを覚えている。

今思えば無礼ハナハダしいですね。深く反省しなければなりません。。。

でも2度目伺った昨年、少しばかり木工の知識を蓄積してから
伺った際には「お?コイツ少しわかるな?」と思ってもらえたのか、
もの凄くためになる話をたくさん聞くことが出来て、
かなりコーフンしたのを今でも鮮明に思い出す。

奥田さんの経歴・技術的なこと・理念。

それを踏まえての感想は、ありきたりの表現ですけど
ホンモノの「職人」ですね。この方は。

「効率求めてナンでも便利な道具に頼ると、
 つくる者としての大切な『技術』もそうだけど
 もっと求められると思う『感覚』がアレになると思うんですよね」
の一言が胸に刺さる。



深い。深すぎる。。。



・・・ま、それはさておき(笑)
P2064337.jpg
フィンガージョイント部分を見てて気になった。

P2064338.jpg
画像でわかりますかね?2脚置いてあった椅子でも、
フィンガージョイントの仕様が若干異なるようです。




ちなみに


P2064358.jpg
36歳中年、178cmのオッサンが座った際の
真横からの画はこんな感じです(一部自粛 笑)


P2064331.jpgP2064360.jpg
写真でわかりますでしょうか?
アームと脚の貫をつなぐ部材が座面を貫通しています。
リキウィンザーチェアあたりにもこの意匠はありますけど、
加工の手間を考えると吐き気がしてきます。(^-^;
が、強度を上げているのは確かです。


頑丈で、座り心地が良くて、軽くて、美しい。

椅子に求められるこのシンプルな要素を
シンプルに満たしている作品って、たぶんそうそう無い。








伺ったところこのチェア。買おうと思ったら9万だとか。
買う側の意見として高いか安いかったら、一般的な感覚では
まちがいなく高価な部類に入ります。



でもね。
若干家具やその制作に関する知識がある側の意見として、
はっきり言ってコレが9万は安い。

間違いなくそれくらい手間はかかっています。






P2064363.jpgP2064364.jpg
強い主張を嫌う職人が発する、その削ぎ落とされた言葉がシミます。

それを踏まえて自分のつくったモノを振り返るに、、、

パッと見のデザインに走りすぎて、作ったは良いが
オクサマに使ってもらえないそのグッズの多いこと(苦笑)

家具とかっていう生活に根ざすモノづくりの本質を見つめ直させられました。
こーいうデカイ壁を見つけたときの酒は、骨身に染みますけど本当にウマい。

目指す目標に向かって勝手に頑張ります。
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