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もう10年以上前のことになりますが。
ワタシが浪人生だったころ、フジテレビで
「料理の鉄人」という番組をやっていた。

当時はバブルのころで、大学に入ったときも
その番組はやっていました。

番組の内容はというと、
「鉄人」という和・洋・中の3人の料理人がいて、
「挑戦者」が「鉄人」に料理の勝負を挑むというモノ。

戦い方については「一つのテーマ食材」を「その場で」提示され、
そこからメニューを組み立ててコース料理をつくる。
たとえば「牛肉」であったり「かぼちゃ」であったり。
つまり「かぼちゃ勝負」であったら、かぼちゃで
前菜・スープ・メイン・デザートをつくったりするのです。


当時フォアグラ・トリュフ・キャビアが
惜しげもなく使われるその番組をみていて
「どんな味がするんだろう?」
と思っていた。


それで大学時代にバイトしてお金を貯めて、室蘭の大学から
横浜に居る親せきの家に行き泊めてもらって食べに行ったのです。




思い出すのは、大学の寮の先輩から
「お前、メシ喰いに東京行くのか??!!」と驚かれたこと。


今なら北海道でもそれなりのリストランテはありますが、当時は
そうでもなかったのです。



さてそんなこんなで伺ったお店の一つが、銀座のロオジエ
お店を選んだ基準は「鉄人を倒したシェフがいるから」であり
その方はMOFという、日本のでいう人間国宝だとのことであった。

そう、肩書き重視で深くは考えていませんでした(笑)
当時はむしろ鉄人の石鍋裕さんであったり坂井宏行さん
お店に行きたかったことをよく覚えています。


話は戻って、ロオジエについて。
今思えば本当に怖いものナシだったなと思うのですが、
そんな名店とは露知らず、しかもフレンチ自体が実は人生初。
でもランチを予約し、一人で1着しかないスーツを着て行った。


料理の味は今でも、かなり鮮明に思い出せる。

それくらい人生で衝撃を受けた出来事だった。




フレンチに慣れている方であればそうではないのかもしれませんが、
ワタシにはすべてが新鮮でした。

逆にいえばロオジエが、ジャック・ボリー氏のフレンチが
幸か不幸かワタシのフレンチの基準になってしまった。


そのシェフのジャック・ボリー氏がもう6年も前に引退されたそうだ。
さらにロオジエもミシュランで3つ星を取ったらしく、もうおいそれと
予約も取れなくなったらしい。


余談だけど、料理評論家の山本益弘さんがずいぶん前に
「引退する前にジャック・ボリーさんの料理を食べておけ!」的なことを
日曜夕方のラジオ番組であるサントリーの「アバンティ」で
言っていた記憶がある。


それを北海道で、ワタシのクルマのラジオで聞いたとき初めて
「ん? もしかしてワタシはスゴい店に行ったのか?」
と思ったのを覚えています。


P8222357.jpg
ずぅっと前に書店でたまたま見つけて買った本。
後からわかることばっかりですけど、ジャック・ボリーさんの料理は
「クラシック」だったのだそうです。

コレは結果論ですが「クラシック」を最初に知れたというのは財産ですし、
それがしかもジャック・ボリーさんの料理だったというのは、本当に
しみじみかけがえのない経験だったなぁと思います。

P8222358.jpg
ロオジェで食べたコースの前菜。
牡蠣にカレー風味のジュレのソースが載ったヤツも出てた。

何がスゴイって前菜がコレですよ。
「なんじゃこりゃぁ!!
 ワケわかんないけどウメーっ!!!!」

頬っぺたひっぱたかれたような衝撃でした。


たしかメインは牛の肉を網油で包んで焼いたモノにソースペリグー。
(だったかな?)


そして
P8222359.jpg
これ↑だったかどうかは忘れたけど、たまたま
お店で出会って同席した上品でカッコイイご老人に
トリュフがドッサリ載ったメチャクチャ美味しい
モノもご馳走になった。





今思い出しても夢みたいな時間だった。
こーいうのを思い出せるっていうのは
本当に幸せなことなんでしょうね。






さて、その「ロオジエ」がいったん閉店するらしい。
ビルの建て替えが理由だそうです。

また素晴らしいお店になることでしょう。ワタシが言うのもナンですが(笑)
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